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Sunshine3 Reading 2 未来のためのマララの声

    
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Sunshine3 Reading 2 未来のためのマララの声

Malala’s Voice for the Future
1.
「一人の子供、一人の先生、一冊の本、一本のペンがあれば世界を変えることが出来ます。教育だけが唯一の解決策です。教育が最優先なのです」。2013年の7月12日、パキスタンの女学生マララ・ユサフザイは国連で、世界の子供の教育の権利のために演説を行った。彼女の演説を聞くすべての人間は、彼女の言葉に胸を打たれた。国連はこの日をマララの日と定めた。その日は彼女の16回目の誕生日であった。
2.
彼女の演説の約9ヶ月前、マララは銃を持った男に撃たれてしまった。なぜ彼女は襲撃されたのだろうか?
3.
マララは北パキスタンのスワートバレーという村で生まれた。そこは非常に美しい場所だった。ある日、タリバンの一団が彼女の町にやってきた。その後、彼女の人生は激変した。人々は自由を失った。少女たちは自由に学校に行けなくなってしまった。「私たちが学校に行ったときには、ショールの下に教科書を隠さねばなりませんでした」とマララは語った。
4.
マララはそこでの悲惨な生活を自身のブログに綴った。それがタリバンを激怒させた。その後の2012年10月9日、銃を持った男がスクールバスの車内で彼女を撃ち抜いた。
5.
マララへの襲撃は世界中をめぐる大きなニュースとなった。すぐさま彼女はイギリスの病院へと搬送され、奇跡的に回復した。その後、彼女の声は今まで以上に強いものとなる。「私たちは教育を受ける権利のために声をあげなければなりません。全世界が口を閉ざしているなら、たった一人の声だとしても強力なものになります」とマララは言った。
6.
2014年、ノーベル平和賞がマララに授与された。彼女はこの賞の史上最年少受賞者となった。
7.
自身の演説において、マララは言った。「戦争は戦争によって終わらせることはできません。銃を運ぶ代わりに、ペンを贈りましょう。戦車を運ぶ代わりに、本を贈りましょう。兵隊を運ぶ代わりに、教師を派遣しましょう」。
8.
マララは声をあげ続けます。「今日、一緒に夢を見ましょう。輝かしい未来の夢です。そこでは女の子も、男の子も、みんなが学校に通っています。私たちは未来へと踏み出しています。そして今、私たちの未来を共に作り上げましょう。一緒になって、今日見る夢を明日の現実に変えていきましょう!」

New Words
solution:解決策
Pakistani:パキスタン人
schoolgirl:女学生
the United Nations:国連
deeply:深く
the U.N.:国連
gunman:銃を持った男
the Swart Valley:スワートバレー
northern:北部の
Pakistan:パキスタン
Taliban:タリバン(イスラム原理主義グループ)
group:集団
freedom:自由
freely:自由に
hide:隠す、隠れる
shawl:ショール
miserable:悲惨な
immediately:すぐに
recover:(意識や健康を)取り戻す
miraculously:奇跡的に
silent:静かな
the Nobel Peace Prize:ノーベル平和賞
gun:拳銃
tank:戦車
soldier:兵士
reality:現実
speak out:訴える
control:コントロールする
effective:効果的な
express:表現する
opinion:意見
hometown:故郷
ever since~:~以来ずっと

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