READING FOR FUN 2 「星の王子さま」
小さな王子がとても小さな惑星に1人で住んでいました。
彼は宇宙についてもっと知りたいと思っていました、そこで彼は他の惑星に旅に出ました。
最初の惑星ではある実業家が住んでいました。
彼は足し算をしていました。
彼はあまりにも忙しそうだったので、王子に気が付きませんでした。
「3 +5 = 8、 12 +4 = 16、 合計で、100万だ」
「100万の何?」
と王子は尋ねました。
「星だよ」
とその実業家は答えました。
「見てごらん!向こうの彼方に広がる星ぼしはみんな僕のものなんだ」
「こんなにたくさんの星ぼしとあなたは何をするんですか」
実業家は言いました。
「何にも。ただそれを自分のものにするだけさ。だって僕はお金持ちになりたいからね」
「なぜお金持ちになりたいの?」
と王子は尋ねました。
「誰かがそれを見つければ、僕はもっともっと星を買うことができるじゃない」
「それであなたはもっと多くの星ぼしと何をするつもりなんですか?」
「また何度も何度も星を数えるのさ」
「それだけ?」
「他に何か必要かい?」
2番目の惑星には地理学者が住んでいました。
彼は言いました。
「地理学者は惑星にある海や川、山や、星の砂漠を描くのじゃ」
「面白いですね!」
王子は言いました。
「あなたの惑星には海があるんですか?」
「分からん」
とその地理学者は言いました。
「え、川は?」
「分からん」
地理学者は言いました。
「山や砂漠も?」
「それも分からん」
地理学者は言いました。
「でも、あなたは地理学者でしょう!」
「いかにも」
彼は言いました。
「わしは地理学者じゃ。だが、探検家ではない。探検家は、海や川や山や砂漠を探検する。
彼らがわしの事務所に来る。わしは彼らに尋ね、彼らの答えを書き記すのじゃ。わしがここを出ていくことはない。残念じゃが、わしの星には探検家がおらん。じゃから、わしはお主の質問には答えられん」
「分かりました。残念だけど」
そう言って王子は立ち去りました。
3つ目の星は一人の王様のものでした。
「はよ、こっちへ来い!」
その王様は王子に言いました。
「こんばんは」
王子は言いました。
「だまれ!ワシの許可なくしゃべるでない」
王子はあくびをしました。退屈だったのです。
「それもやめい!ワシの許可なくあくびをするでない。では、もう一度あくびをせい。これは命令じゃ!」
王子は何も言うことがなかったので、そこを立ち去りました。
王子はいくつかの不思議な星を見てまわりました。 でもまだ地球には来ていません。
彼は私達にどんな質問をするのでしょう?